2020年9月27日日曜日

秋の声がみえますか


【9月26日】定例作業


いざアメリカセンダングサ(外来種)除去を!!

種を落とす前に抜いてしまわねば!とヨモギ仙人のあつき言葉を受けがんばります!!





花はかわいいけれど、目にしたものは全て?
除去できました!!
(湿地2か所)



湿地周辺の草刈りも


道づくりの続きも



歩かれた人が口をそろえて「すごい」「いい仕事してますなー」と言われます°˖°˖✧

             ^^山男まーさん建設^^のお仕事








     土留めをしてついにここも完成いたしました!!


それから

ハート池、ヤマトミクリの場所が暗くて、(前々からアドバイスをいただいていたのですがやること、やりたいことがたくさんで手がまわらず(^-^;)ついに!周辺の除伐作業にとりかかりました。

ほどよき日の光が入るように。


 段取八分さんから除伐した木々の処理の際鉈のレクチャーも受けました。「大鉈を振るう」の語源も。山のおばあちゃんになるため修行中の私、本日も皆さんからたくさん学びます!


除伐し終えて上からハート池を見下ろした写真

日の光が入るにはまだもう少し除伐が必要かもしれないと。



ハート池や水の湧き出る場所など崩れたところなどもなおしました。






アカハライモリのあかちゃん、驚かせてごめんね、





!!!





ヨモギ仙人、抜き取り最終チェック!!

ドキドキ結果は・・・

まだいくつも残っていました💦




~やまもりお散歩のおたより~


キクバヤマボクチ
滴できらきら


アキノギンリョウソウ
2年ぶりに出会うことができました☺
私が見たのは4年前
薄暗い林中で。そこにはもうずっと見ていません。


この先では5本出会いました。


10月3日 垂れる頭ばかりだった中に一つだけ
頭を上げているものがありましたのでのぞくと



微笑んでいる顔にみえませんか?





チゴユリの実がたくさんみられました



池のまわりではアリマウマノスズクサがいくつも発見されて
ほとんど踏まれるような場所にあるのでみんなで相談。

ジャコウアゲハさんが飛び交うやまもりさんも夢みています(^.^)


アカバナ
かわいいですねぇ



ダンドロボロギク
ベニバナボロギクも

ふわぁ~っと湿地の上からお空のほうへとんでいく~

綿毛さん ばいば~い

これも、増えられたくないんです💦

最近お山に入るとくしゃみが多いのは気のせい?



セミの抜け殻の瞳をみるとなにか語っているようでした。



お菓子みたい
クチビルタケ 訂正クチベニタケでした(^・^)


栗かじって捨てた人誰ですか?
イノシシ?


2020年9月24日木曜日

やまもり山里の 目の世界


9月13日



サワギキョウ群落より






            












20日の会では人数制限をしなくてはならず、お声掛けできなかった方々にも、楽しみにされていたなか足を運べなかった方々へも、そして、見頃のサワギキョウ群落の様子を少しでも皆様とわかちあえたらという想いでいました。
そんなときにアッシュさんに出会い、ドローンで撮影をしていただきました°˖✧


とてもうれしくて、風が静かだったその日、ひろがるサワギキョウから空にぬけるように目の前をとんでいったトンボを見て、あんなふうに撮っていただきたいとお願いしたのでした☺








   それは音のない世界     いえ     目の世界     でした

    
                    
       




   おひとりおひとりの目にうつるやまもり山里さんの世界は・・・





            やまもり山里より  心をこめて  ⚘

           


アッシュさんありがとうございました☺









           追伸  アキノウナギツカミだより

サワギキョウのいる湿地の中の植物を一つ一つ撮影しようとしたら
いっぱいのアキノウナギツカミの中でズルリと滑って
私がつかまってしまったのでした(:_;)
擦り傷
注意


茎にあるトゲがぬるぬるしたうなぎでもつかめるという意味から

アキノウナギツカミ・・・
かわいいのにおそるべしでした💦












2020年9月21日月曜日

9月20日 サワギキョウを愛でる会の日





 ススキ をばなが風にゆれ気持ち良き朝です。
      をばなさかふ    くろぎ
はだすすき 尾花逆葺き 黒木もち 造れる室は 万代までに
                         おほきすめらみこと 
                         太上天皇(巻八.一六三七)

 本日は万葉の世界、古の時代を?感じるやうな観察会のスタートです。

やまもり山里へいくまでの道には
秋を代表する花 ハギ (万葉歌にあるハギは山萩のこと)
漢字からの検証もなるほどでした。草冠に季節では秋だけ(';')
万葉集にうたわれている植物の中では141首もあるそうでハギは第一位だとか。
古代から身近な植物だったのですねぇ

ヌスビトハギとアレチヌスビトハギの葉の形や実の違いや
ヌスビトハギの果実でB組!と先生が昔小学生の子どもたちと遊んでいたお話しも
英語を早くも学んでいたのであると☺
これはアレチヌスビトハギ!私の家でもどんどん増えていく 貴方です・・・










ハギの仲間 終わりかけのコマツナギも

他にもおいしそうなヤマボウシの実に




  

あちこちに生えているニラの花も
 ↓


タラやタカノツメの葉なども観察しながら・・・
ついに入口にきました°˖✧
「ここから先は外来種は少ない場所です。
種をもちこまないようにね」と先生の言葉で柵をあけて
パッパッと払いまして中へ入りました。



早速入ってすぐ右手にはこないだの大雨で倒れた木。
荒れた現状から里山に手を入れ続けていくことで、そばでたくさんの芽吹きや

           
ヒカゲノカズラに  ツルリンドウの花がひろがりをみせていることをみて感じました。



そして。そして。
サワギキョウ群落へ°˖✧



2020年度 植物群落サワギキョウ個体群としてレッドデーター Cランクを認定いただきました。 お辞儀 

 

湿地の中にはキセルアザミとアブラガヤにサワヒヨドリ、アキノウナギツカミは今年かなり多いです!


ヤマトミクリを守るべく、ミゾソバ除去の際どろんこ洪水の作業だったことをお話してくださりました☺どなたかご一緒に作業しませんか?^^


7月25日には咲き出していましたオミナエシがまだいくつも花をつけていました。
今年は入口のオトコエシが見られなったですねぇ
    のへ
をみなえし 咲きたる野辺を 行き巡り
君を思ひ出 たもとほり来ぬ 大伴池主(巻十七.三九四四)

ツルアリドオシの実がいくつか目につきました。

先生!オオバノトンボソウの葉を発見。     守ってゆきますね。




みなさんがついに手作りの道を歩いてくださりました°˖✧






喜びもひとしおです°˖✧
今日は別のお山のおつとめで不在だったまーさんにも届きますように
撮る!撮ります!失礼いたしました。



池の前で
これはなんとよむでしょうか。


ヤゴ!

一年ぶりのスズメウリとの再会に喜ばれて。
なんだかわたしもとてもうれしかったでした。

~~~~~⚘

観察会を終えて、みなさんと手の消毒を済ませて距離をとりながらほっとお弁当の時間にいたしました。

萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなえし また藤袴 朝顔の花
                          (山上憶良 巻八.一五三八)
万葉の時代にはキキョウを朝顔といっていたそうです


秋の七草を生けて ナデシコがなかったので今回はコスモスで。
持ってきていただいたワレモコウもご一緒に。
宗三さんよりお話をしていただきました。
九月九日と過ぎましたが重陽の節句として菊のキセワタのお菓子と
菊は不老長寿を願い邪気を払う花とされたそうです。
中秋の名月に月見団子に菊の花を浮かべた菊酒、枝豆納豆
秋のお彼岸におはぎを。

蜂や蝶,トンボがとびかうサワギキョウを前に、和やかな風のなかで
お抹茶とお茶菓子を味わいながら、お話をかわしました。

自然のリズム、旧暦を感じる暮らし、大切にしたいことがたくさんこめられています。




いやされます
穏やかになれる
しぜんって美しい
山が去年と全く違ったようにみえる
美しい文化と心つくされた季節のお菓子に
幸せいっぱい。。。。
などたくさんの皆様のお声に表情、姿に、
手元そばにいる黒い虫と話をきくようにして、わたくし心いっぱいでした。

やまもり山里さんも、保全活動をしてきた皆さんもきっときっと
このたくさんの想いをきいて、喜ばれているはず。。


その後は、一句。みなさんと詠みましょということで☺
竹短冊にしたためました。



俳句の先生にもアドバイスをいただきながら

完成したものを詠んでいただきました。


                皆さんの句を手話で
                   トンボ
覚えたくてもう一度伺いました°˖✧


最後に、竹短冊を吊るして








資料も、葉書のプレゼントもありがとうございました。



貴き西谷の里 やまもり山里より

     万葉集の歌によまれた花々から古代に想いを馳せる
              植物も生き物みんな大切に共に暮らしたいですね
                        






新型ウィルスの感染拡大の防止のため、様々な配慮をしながら、なんとか無事行うことができました。皆様に感謝いたします。

今回は昨年まで参加してくださった方々のみのお声掛けでの開催で、人数もすぐに定員となり、お誘いできなかった方など申し訳ありませんでした。
来年は、きっと。
ここでご一緒できることをたのしみにしております。