2024年4月9日火曜日

どんどん季節は移ろいゆくなか、遅ればせながら春のおたよりを


相変わらずのblogの更新の遅さをお許しください。
2024年度はタイムリーを目指すことを自分に誓います🙇(信用ならない!っていわれそうです・・・)

2月24日 初めてウグイスの鳴き声を聞いた日でした

3月16日は、羽がぼろぼろになっていた橙色の蝶とルリタテハがくるくるとんでいて
3月20日 1株に7つも蕾をつけていたシュンランたちがまた愛らしく
そのうちの1つがかわいい顔を見せてくれていました。

開花したショウジョウバカマも湿地の斜面に1輪、そばの水溜めにはアカハライモリ。久しぶりに出会えました。


3月20日春分の日は雪にあられに雨が降り、翌日朝方には雪が積もったのでした。
セトウチサンショウウオの卵たちも出会ったみんなもどうしているか心配になるほど大荒れの天気が続きました。(写真はやまもり山里ではないです。でも同じ西谷地域です。)

それからはお天気も安定してお日様がでて気温も上がると
3月27日には今年初アリさんと遭遇し、
28日には今年初(私にとって初という意味です)モンシロチョウ、ミミズにも出会い、夜は、カエルも泣きはじめました♪それからは毎日、あっちにもこっちにも、歩いていれば生き物たちと出会いの連続です♡

4月6日 コバノミツバツツジと湿地の景色
コバノミツバツツジも少しずつ開花がはじまっています。
(やまもり山里は、コバノミツバツツジが多いお山です。他、西谷地域の山々はタムシバやヤマザクラ、クロモジも少し開花していて、こちらも景色がとても美しいです。
やまもりさんでも、整備をしながらヤマザクラやクロモジの実生を多く発見しているので、大きく育った春の景色を思い浮かべてはわくわく活動をしています^^)

足元にはスミレたちもたくさん愛らしい顔をみせてくれていますよ。
シハイスミレ

タチツボスミレ

色彩も美しいショウジョウバカマたちが咲き広がっています。
こちらは撫子色かな

鮭色のような


こちらは純白までとはいきませんが、白花に近いお色でした。

  
セトウチサンショウウオの卵たち。いつのまにか緑色に変色していて死卵か無精卵かもしれないとお聞きしていました。でも1部、透明の卵の中に6匹ほど赤ちゃんが生きてくれていました。よかったです°˖✧

           
シライトソウたちも
5月には白いお花を咲かせてくれますね

 
ウワミズザクラももうすぐ開花かな


ギフチョウにはまだ今年は会えていないのですが、やまもりさんに行く度に
どきどきしています。


春のやまもり山里にもぜひ遊びにいらしてくださいね。


あと、定例活動のお知らせです。

2024年度4月からは
毎月第2,4土曜日と、第3水曜日に保全整備活動を行います。
変更しましたのでご注意くださいね。

ご興味ある方がおられましたら、メールでお問い合わせください。
mail→yamamorisanri@gmail.com(中嶋)

それではまた^^









2024年2月4日日曜日

節分の日

              2月3日は定例作業の日でした!



枯れ松を処理するべく、滑車とロープを使って
ご安全にです!


竹が広がり続けるエリアで伐採と片付けをしました。

 

20代の若き方も参加してくださって、足もとにあった枯れた竹や木々たちがあっという間に片付きました(ありがとう!!)そのそばで、今やツゲを見つけたら抜きたい衝動にかられ、笹刈りながら引っ張るわたくし。。。抜いた瞬間、香りがするのは土の香り?


竹林のそばにカンアオイたちがいます。昨年から少なくなってしまったと思っていましたら、積み上げた竹の下にも、あちらこちらに。
カンアオイの多様な進化について国立科学博物館植物研究部の奥山先生の論文と動画を拝見致しました。
日本でカンアオイの仲間が進化してきた道筋の解明と擬態花についての研究について知り、感動している今でございます。日本には50種も自生しているとか。花はキノコへの擬態(特に香りに関する化学擬態)させることで花粉を運ぶ昆虫(送粉者)をだまして繁殖を達成していると考えられているそうです。すごすぎます。カンアオイさん!


Yくんとからやんがカンアオイたちが踏まれないように伐採した竹で杭をつくって立ててくれました。ギフチョウさんたちもきてくれるとうれしいなぁ。。。



植物と昆虫とのかかわり、人間は植物から本当に多くの気づきをいただきますね。

Mちゃん、Hくんとナカさんは根っこが出すぎた地面に土をかぶせてくれていました。
ありがとう。
湿地の乾燥が気がかりのひとつとして、水不足、天候に、人間の行動は無視できるわけがなく、考えさせられます。
水の流れを見て今後作業も計画していきたいと思います。


今日も差し入れありがとうございました(感激°˖)




作業後は焼き芋もありがとうございました❁

次回の定例作業は2月17日(土)です。それではまた~











はじまりの日




2016年~あきちゃん初代代表とナカさん副代表が県有林だったこの場所をなんとかしようと始まって、やまもり山里に出会いたくさんの方々と一緒に汗をながし、草を刈り、手を入れ続けてきて7年が経ちました。
ここで昔稲作をしていた時代。ナカさんが子どものとき、ここで虫取りをしたり、ずりをして遊んだり、おばあさんはセンブリを取りに行っていた時代がありました。
ここにくるとほっとする、懐かしい気持ちになるとおっしゃられる方々、お一人お一人がやまもりさんで感じるおもい。やまもり山里を通して人と人が繋がって、交流をしてきました。
そばにはいつも、愛らしい草花やカエル、トンボ、様々な生き物たちがいて、吹く風、香りもここに在ることで心癒され、命に感動させられてきました。

2023年

西谷認定こども園の子ども達も何度も遊びに来てくれました。
夏には西谷小学校の育成会に通う子ども達が川に遊びに来たり、
創立150周年記念で子ども達と竹を伐採してオブジェをつくったりもしました。
作業の他には観察会や里山音楽会、夏休みはこども里山じかん×無限観察会、スギの葉で染め物をしたり皆様とご一緒に過ごしたりもしました。
北摂里山愛す会の方々が来てくださって湿地の刈草も片付き、百万力、感謝しかございませんでした。
やまもりさんに棲む草花や生き物たちのことを調べてくださる皆様にも支えられ、教えていただくことで人間はどう行動したらよいのかを学び考えることができました。


やまもり山里に遊びに来てくださった方、ブログが滞りすぎているなか(本当にごめんなさい)ブログを見てくださっている方、やまもり山里さんに出会ってくださった皆様とのご縁を心から嬉しくおもっております。ありがとうございました。

2024年

生きとし生けるものに平和な社会をつくる志をもって、これからも、自然と人の暮らしを見直し、やまもり山里からそれぞれの命が喜ぶことをおこなっていきたいと思っております。
定例作業としては、今後の予定は2月17日、3月2日、3月16日に行います。
どんどん広がる竹の伐採や、枯れた木々、倒木処理、常緑樹の除伐も様々な植物や生き物たちの生態を理解することに努めながら急激な変化を与えない整備を進めてまいります。
湿地の保全、まだ手付かずの湿田含め、こつこつこつよりよい湿地として手を入れ続けていきます。また来られた方が安心して歩ける道や場、植物に関心をもっていただけるような名札づくりもこつこつ作っていけたらと思います。

3月24日日曜日は、こどもの里山じかんの企画がありますので、また詳しくは近日中にご案内いたします。4月以降は、音楽会、観察会、ブッシュクラフト、染め物の計画もしていますので、お楽しみに。



2023年10月25日水曜日

10月のいろ色です




10月7日定例作業の日

この日は少人数でやるべきことをやりました

笹刈りです

こっちも笹刈り



セイタカアワダチソウ、アメリカセンダングサ(まだいましたね)をとにかく抜いていきました




10月9日は
ネイチャーの日
ひょうご宝塚シェアリングネイチャーのメンバーと毎年参加してくださるご家族と
やまもり山里でネイチャーゲームをしたり



ナカさんの畑でランチをつくったりしました

新米を炊いてちらしずしに。豚汁と焼肉(ママたちの手にかかるとあっというまです°˖✧私は食べるだけ)

手作りのケーキも渋皮煮もとっても美味しかったでした
草花のたたき染めも皆さん素敵な作品の完成~でした



10月14日、15日は宝塚市の中央公民館で行われた「にしたにフェア、西谷フォーラム」に参加しました。展示と、活動紹介と西谷の魅力発信ということでお話しさせていただきました。
2016年から県の山に入って保全整備を始められるようにしてくれた前代表あきちゃん、そしてナカサン、そしてずっとずっとたくさんのことを教えてくれた山男まーさん、
ヨモギ仙人、つないでくれた林さん、今も一緒にずっとからやん、今までやまもり山里で一緒に作業をしてくれた皆さん、段取八分さん、みんなみんなの顔を思い浮かべながら
 
5分という枠で💦
やまもり山里に心惹かれて移住することができて6年目になります
人、場との出会いがいつも大きく人生をかえる

西谷で暮らすことになったきっかけはやまもり山里さんとナカさん
ナカさんに出会わせてくれたのはシェアリングネイチャーのメンバーでした

わたしはここで人のあたたかさや自然環境、生き物に癒されて、なんだか
大きな家族のように感じたのでした

里山での暮らし、文化、、
自然と人がいつも身近にあること、
ここにはまだ残されている守りたい暮らしがあって、そして多様な生き物が生きられる環境が残されている。それらを絶やさず守りたい。ここには全てあると思うのです。そのあるというのは、私の求めてきたものですが長年夢描いてきた大人も子ども達も安心して自分を生きられるような場をここで、つくりたい。そして、わかちあいたいと思うのです。


生きとし生けるものに平和な社会をつくるためにはどうしたらいいのか、探求し続けながら




これからもご縁やつながりを大事に、やまもり山里から西谷地域から行動していきたい所存です。


<(_ _)>















2023年10月23日月曜日

秋の風吹く やまもり山里より



おはようございます。こんにちは。こんばんは。

朝晩冷え込むようになりましたが体調などおかわりありませんか。

夏からblog休止状態でしたが🙇これから再開していきます!


10月22日は定例作業の日でした

湿地もお山も色付き始め、
サワギキョウは数本、キセルアザミ、サワヒヨドリなどまだ花がみられました



ヤマラッキョウも


アキノキリンソウやサワシロギクも長く咲いてくれていますね



センブリの花、もう少し待てば、花咲く表情を見られそうです
ヨモギ仙人が大好きな花のひとつ


本日の作業は、っと

入口に向かう道に垂れ下がる枯れ枝を除去いたしました


お山に入るとイノシシが歩道を掘りおこし?たり、ぬた場にしたりしていた跡があちこちにありました



            
遊歩道沿いの草刈りや笹刈りも進めます


高台で笹に埋もれた木々を運んだり、草刈りをしたり


ササユリの周りは手刈りして


私は前回の続きで、セイタカアワダチソウ、アメリカセンダングサを抜くべく
埋もれておりました



埋もれていると肩や腕にトンボたちが次々とまってくれて、
癒されながら秋うらら
どんな作業でもかわいいみんながいてくれると力がわくであります



作業後は、やま先生に植物のお話を聞いたり、昨年から作成中の生物目録などの話し合いをしました
今年初めてやまもりさんでスイランが開花する姿を見ましたよ
うれしかったです





~~番外編~~

水田さんの個展にいってきました!西谷地域に通い始めて四半世紀。野草を愛し、西谷の自然を愛し、丸山湿原群保全の会でも活動されている方です°˖✧
伊丹市にある荒牧バラ公園のみどりのプラザで、長生蘭(セッコク)、富貴蘭(フウラン)
の展示会を29日(日)午前までされています!
ランってこんなにも種類があることを初めて知りました。
野草って静かで儚げでと言いますか姿が愛らしいですよね。
春、花咲く姿を見てみたいです。






これから、回想録として、休んでいた間のことを綴りたいと思います。

誰か見てくださるかな。