2025年3月9日日曜日

春動く里山よ


2月27日
しずかな里山のなかでカンアオイの花が開き、
シュンランたちはつぼみをつけはじめていました。


3月8日の定例作業の日には、セトウチサンショウウオの成体や卵塊を確認できました。
やまもり山里でトカゲや両生類を研究しているyanagiさんにくっついて探検も教わることがたくさん。昨年プロジェクトワイルドの講習に参加した大学生とお二人の手の上で撮影させていただきました^^



アカハライモリのオス?メス?
見分け方もわすれてしまいました。
いつもの場所に行くと大体いるけれど、いないときはどこに出かけているのだろうか。
生息できる環境の保護をこれからも続けていくと同時に、専門家の方に教わりながら作業にいかしていきたい所存です。




午前中は枯れたマツを2本伐倒しました。


そして、ヤマボウシの木が日当たりがよくなるように、ツルがたくさん絡みついた木を1本伐倒しました。ロープを使って安全に倒します!!


会長!高台の笹刈りもありがとうございます!



本当は、卵を産みにくるまでに水の流れが滞った溝の掃除やイノシシが掘り起こして崩れた溝の補修などを行いたかったのですが、手が回らずだったのでした。でも、yanagiさんに卵塊の様子を先に調べていただいてから気を付けながら溝の作業をすることができました。よかったです。


土手を作って、また水が通るようになりました。
今年も、無事たくさん卵を産みに来ることができて、
無事に卵から育つことができますように。


湿地班が溝にたまった刈草をお掃除している間、お山の整備班は、除伐整備をしてくださりました。おつかれさまでした⚘


雨よふれふれ、
乾燥した湿地にも潤いを






 

2025年2月9日日曜日

2月8日の定例作業は雪のため中止としました。


やまもり山里さんに会いに行ってきました。



湿地も真っ白



池も

遊歩道も

小川にかけられた橋を越えると

左手にあります山の滴の場所も

湧き水が凍って
つららに触れるとカラカラカラン

うさぎも


シカかな

足跡の上に雪がだいぶ積もってきていました。
あちこちと歩いて

鳥たちの足跡も辿って

右に向かって頂上方面へ向かうまでの先に

ポールを置いてある場所があります。
水の流れで地面が削れ、陥没が進んでいるため危険です。ご注意ください。



先の写真の橋も修繕してくださった西谷自治振興の方々と先日やまもり山里内を見て回りました。陥没している箇所も調べて今後どうするか考えてくださっています。土木も、伐採も、なんでもござれ?!天国におられるまーさんのような方がいっぱいいらっしゃるようです。人生の大先輩の方々の技術や知恵を学び受け継ぎたいと本気で思います。(山のおばあさんになるための修行が休止中なねっこです)西谷地域に暮らすことで、この地域の自然環境、景観の維持や、山々の管理もほぼ年配の方々がされている現実を知り、持続的な未来について考えさせられます。
県有林であるやまもり山里の保全、整備にいろいろな方が関わって今があります。
そのようなこともまたお話ししたいと思いました。


乱文でごめんなさい。



2025年2月6日木曜日

大寒がすぎ冷たい風の日もえんやこら


吹き付ける風は一段と冷たいですがホッカイロを張り付けていざ!
天候の影響で湿地の草刈などが予定より遅れていた分、がんばるぞ!の日でした。
1月25日のことです。


草刈の応援に、西谷自治会連合会会長が来てくださりました。涙

湿地の中に残っていたハンノキの根を抜根中の仲さん、からやん、腰をいためないようにされてくださーい!!
サワギキョウ群落の種も、キセルアザミやサワヒヨドリの綿毛も払って、刈草は運び出します。
生き物探しもしたい!!でも今日は草刈を進めたい!
と思っていましたら°˖✧キョーゾーさんが女神のように登場してくださりました!!



見つけてくださいました。
このつぶらな瞳、存在すべてに癒され、疲れなんてとんでいきますね

かわいいですよね
かわいすぎます
                ここは暮らしやすいですか?


湿地の範囲も多いですから、刈草の運び出しをひたすら繰り返す作業は正直からだに堪えます*0*人の手がどれほどありがたいものかを毎年しみじみ感じる季節。そして、毎年毎年、草刈をするまーさんの後ろ姿と湿地と向き合うヨモギ仙人が泥だらけになって笑う姿と作業後の湿地の美しさを思い出すのであります。

羽がぼろぼろになったキタキチョウが
この寒い冬の中も生きています

みなさんありがとう。



細いヤマボウシの木々が育つように周りの木を伐倒しました。
山先生、ヤマボウシさんもお待たせしました⚘ 段取八分さんもほっと?^^適度な日の光が届くようになりました~


最後まできれいに片付けもお疲れ様です!!

同日、西谷小学校では図工展が行われていました。少しの時間ですが、作業を切り上げて行って参りました。西谷ゆめプラザレストランも、フォトスポットも、あったらいいなプロジェクトなど、こどもたち一人一人の思いが綴られ、形となっていた作品たち。全ての作品が西谷地域にとっての、子どもたちが夢見る希望、地域のメッセージ、未来そのものだと感じ感動致しました。先生方とお会いできず、撮影の許可を得られなかったのですが、後日学校の許可を得て「にしたによいしょ」で掲載されることになりましたので、全てではないですが写真でまた見ることができるのでうれしく思います。
子どもたちが里山整備体験のときに拾った木の実なども使って製作したとお聞きした西谷発スペシャルフォトフレーム、&どんぐりワールドの作品や「紙から生まれるすてきな明かりやまもりランプシェード」のコーナーでは、やまもりさんにあった木の枝を使って創ったということで、作品にこめられた一人一人の思いを読んで、もうおばさんのねっこさんは感動の嵐でした。
西谷小学校の子どもたちへ、素敵な作品を見せてくださってありがとうございました。










 

2025年2月4日火曜日

2025年もよろしくおねがいいたします


2025年もよろしくお願いいたします。(西谷の森公園の展望台から見た初日の出です)

1月1日から、すでにもう2月3日の年明けも過ぎてしまい、ご挨拶が遅くなりました。

皆様にとって安心に包まれ、健康で、喜び多き年となりますように。



2025年初作業は1月11日でした。9日に積雪となり、残る雪、凍結が心配で開催を悩みましたが朝の時間を遅らせて10時半スタートで行いました。
この日はなんと、里山大学OBの方々が応援にきてくださる日でした°˖✧
同じ8期生の方々ともお会いでき、昨年開催されたひょうご里山フェスタからまたお会いしたかった川西虫生川の森の代表にも、北ひばりきずきの森で活動されている方、西谷で農業ボランティアをされている方々との出会いに心より感謝の気持ちでした。



まずは準備体操から、皆様とご一緒に

予定していた湿地の刈草の運び出しは前日の積雪からも取りやめることにして

入口エリアを中心に手を入れることにしました。



ご一緒に作業をしながら活動地のお話しや見頃になる草花のお話を聞くことができ、こうしてたくさんの方と一緒に作業することがとっても楽しかったでした。

ヤマツツジがたくさんあるね!
ほんとうですね!



入口周辺の藪がこんなにすっきりしました°˖✧
うれしき。
ヤマツツジがたくさん咲いて、また新たな芽吹きもきっと。
たのしみです。


里山大学のOBの皆様本当にありがとうございました!!


またお会いできるととてもうれしいです^^



キツツキがあけた穴

みぃつけた

ハート池にあわぶく?


みーちゃんの池にも!

一瞬大量のたまご!!とみんなでびっくりして近づくと、
凍った水の中で無数の水泡ができていたのでした。

午後からは湿地の刈草を集めたり


遊歩道沿いの除伐をしたりしましたよ


これからますます寒さが厳しくなります。
みんな無理をせず、作業もぼちぼちぼちと。

いきましょうね。






2024年12月1日日曜日

ようやく染まってきました






やまもり山里も彩りが美しき季節になりました。

11月23日は定例作業の日でした。




タカノツメノの落ち葉が多く、甘い香りに包まれています。
昨年より1週間以上は遅くなっているなと感じます。
あたたかい日が長く続きましたから。




こどもたちも落ち葉いっぱいの道を踏みしめお散歩にきています。
お山のお散歩もたのしい時期ですね。




キセルアザミの綿毛も


サワヒヨドリの綿毛も

とんで



と、遊歩道に枯れたコナラの太い枝が落ちていました💦

危険な木々がないか確認をして毎回作業をしておりますが、里山に手を入れ続けながらまだまだ枯れた木々は多くあります。雨風の強い日などは山歩きはお気を付けください。
この日も作業はまず、枯れた木の伐倒から致しました。


安全に作業が行えるようにロープ、滑車を使用して枯れた木を倒します。


安全確認をした後、段取八分さんがチェンソーで受け口を入れます


その後、追い口を入れ、皆さんとロープで引っ張って安全に伐倒を終えました。


伐倒後処理した木を片付けてほっとです。


その後は草刈りやモチツツジまわりのネザサ刈り、竹除伐など作業しました。
(写真を撮り忘れました・・・)

11月23日にはセンブリの花も


リンドウの花たちも終わりの頃を迎えようとしていました。


林内ではヤブコウジのなかにチゴユリの実がそっと顔をみせてくれていましたよ


サワギキョウ群落も種が落ちましたら来月には草刈をしていきますね


11月上旬にはビュンビュンアキアカネなどのトンボたちが交尾であちこちとびまわっていましたが下旬頃になると目にする数は減りました。終えようとしている身でいのちを繋ぐために追いかけてとびまわっているようでした。


小川のそばでよく会っていたカワトンボさんが湿地のそばで会えました。
バッタと並んで・・・ねらっているのか・・・


でもそのバッタは全然動かなくなっていました。
すると向こうから別のバッタがじっと見つめていて
カワトンボさんにやめろーというように動かないバッタのそばに飛びついて追い払うような行動をとりました。

これは11月24日のできごとでした。



寒さがこれから増すことと思います。あたたかくお身体大事にお過ごしくださいね。
健康・安全第一でわたしたちも作業致します。
12月の定例作業は14日、18日、28日となります。
今西谷の山々も彩り紅葉真っ盛りです。遊びにいらしてくださいね。