2025年4月30日水曜日

翌日は恵みの雨みどり

 汗臭くなった帰り道、歩道をオスメスのキジがずっと並んで前を歩いていてほっこりした日。

4月26日の定例作業の日のことです。

道なりにコバノガマズミが開花していて、とても多く目にするようになったと感じます。
ギフチョウが1頭ふわふわり舞っていました。

タベサナエ?トンボハンドブックとにらめっこをしましたけれど、もっと観察しなきゃわたくしにはまだ同定できず。羽がくしゃっとなっていて気になってじっとトンボさんともにらめっこ状態でいました。

さぁてさて作業です!!

今日は、旧田んぼに生えているハンノキの根っこを抜くことに向き合いました。

お父さんたちがいっぱいいてくださるこの日を待っていた作業°˖✧

クワ、スコップ、バチヅルを使って、想像以上に、強く太い根っこに大苦戦で、皆さん泥んこになって本当に大変💦

ロープを使ってやってみました。
お父さんたちが綱引き大会のように真剣に!!


やったー!!!と確か、5株以上は抜いたでしょうか。
午前中いっぱいかかりましたが腰痛が心配です💦日常の仕事に支障をきたしてはなりませんので、残りは、花期が終わった冬にすることにしました。本当にお疲れさまでした💦
根を掘り起こすことで撹乱したこのエリアが、前の旧田んぼのように多様な植物が芽吹くかもしれないと期待します⚘
             
掘り起こしていたらかわいい君たちに出会えました。いや驚かせちゃいましたね

photo by クマさん

サワギキョウ群落の湿地が、ヒノキの枝が垂れさがることで広く日陰になっていたので、枝を落としました。からやんおつかれさまです!お花たちが元気に育ってくれますように。

林内で今日もこつこつ除伐を。
またまた「ヤマザクラがいっぱいですよ!」と聞いて、本当にびっくりです。

多くの湿地で、乾燥が目立ち、上から水が流れるように溝を掘り直しました。

これで水がしみわたること、恵みの雨が降ることを願います。


「やぶれハートできあがり!」とナカさん。ハート池から変化してました^^


午後は竹の除伐をこつこつ進めました。
整備をしている竹林で段取八分さんからササユリの芽がたくさん出ていることをお知らせいただきました!写真の枠におさまり切れないほどあってびっくり!

手を入れ続けることで、毎回植物たちに驚かされてうれしい気持ちでいっぱいにさせてもらって、もう憎くないけれど憎いほど愛おしくなります。


他には、セリ、ミゾソバ、キセルアザミが特に多く生えている湿田エリアにまたまた生えてきている外来種のキショウブを抜いたり、セイタカアワダチソウも元気に生えてきていたのでできる限り抜いたり乾燥した湿地の笹刈りをしたりしました。

あっちでもこっちでもガサガサッ!音がすると、つい腰をおろして探してしまいます^^作業せい!
どこにいますでしょうか



ここの穴からでてきてたぞ







2025年4月27日日曜日

春のよき里山の音楽会日和



4月19日にさとやま音楽会を開催しました。
コバノミツバツツジも満開です。

前日も素敵なことがありました⚘やまもり山里の入口の扉に向かって歩いていると、左手(1月に手を入れ始めたエリア)に木々の間を飛ぶようにはしるリスを目にしました。毛の色は灰色でおしっぽが長くて。ちょうど、新しいパンフレットの挿絵に茶色のリスの写真を見ながら描いたところだったんです。余計、目にできたことがうれしくて興奮しました。


       
それから足を進め湿地のそばに行くと、一斉に10頭ほどのトンボたちがキラキラと飛び立ちました。

羽化したばかりのトンボたちが目の前にひろがる光景は、なんとも感動的でした。


そんな翌日。朝早くから、リハーサル中の黒拍子和太鼓教室の皆さんの音が聞こえてきましたよ。

Kくんとカナヘビさん
生きものが大好きな生きもの博士Kくん。いろいろ教えてくれていつもありがとうございます。いつも静かな里山が今日は、様々な音や声が響き渡ります。
子どもたちは虫あみを持ってかけまわっていました^^



トップバッターは、黒拍子和太鼓教室の皆さん

菜美さんも一緒に、和太鼓の響きが大地を震わせ、天まで広がるようでした。小さな微生物も、植物たちも、いきものみんなも、いっしょに響きあっているような、
演奏曲は
波々音
海龍
地の手



続いては、なみちゃづけ 
黒拍子の菜美さんと
やまもり山里の生きもの調査や観察会でもお世話になっております里山いきもの研究所の
ちゃ太郎さんとのコラボです。
ハーモニカと和太鼓ロック!

少しだけ動画でお届けしますね。


続いて、さとやま音楽会で結成されたなみのりちゃづけが2年ぶりに復活°˖✧
二胡の音色が、繊細で優しく、ハーモニカと和太鼓の音と共に会場全体をつつみこんでいました。

子どもたちはおなかがすく時間帯になる頃かな。
逆瀬川でお惣菜店をしている『そらまめ』さんが出張オープン°˖✧お弁当とクッキーを届けてくれました。からだがよろこぶお惣菜♪(人にも環境にも優しい方法でつくられている食材をつかっておられます。食べると、からだじゅうにしみわたるように、ほっとして。しあわせな気持ちになるお弁当です°˖✧)

おいしい昼食と、音楽を引き続きたのしんでくださーい。
西谷地域の大原野、夢プラザ前にあります喫茶山里で第3土曜日に『そらまめ』の里山食堂を5月から再開されますよ♪


ゆったりとした時間が流れています。


続きましては、オカリナの演奏です。
西谷地域で出会ったオカリナの先生とオカリナに興味のある方々が次々つながりあって生まれた『ウエストフォレスト』

チヨチヨピー
ちゃ太郎さんが、演奏されるときに、鳴いているセンダイムシクイのことやこれから里山にもくるであろう鳥たちのことを教えてくれました。
オカリナの演奏中も、ずっとずっと鳥たちが鳴いていて、まるで一緒に歌っているようでした。


トランペットの演奏は『楽団ひとり』さんです。「今日はフリューゲルホルンも持ってきましたよ」と°˖
普段は某高校のOB吹奏楽団の仲間と演奏をされていたり、毎年、宝塚ニューイヤーコンサートも企画されていたりする『楽団ひとり』さん。名前の理由はおわかりですね^^
『さんぽ』や『勇気100%』など子どもたちが知っている曲もたくさん演奏してくださり、口ずさむ声が聞こえてきましたよ。
楽団ふたり、さんにん、メンバー募集中だそうです♪


はい。ブログでも度々登場しておられます、ハート池といったら、やまもり山里の副代表であるナカさんもご登場です。語りかけるような歌声の弾き語りでほっこり和やかな空気が流れていました。



かづみさんの朗読
『また もりへ』 作マリー・ホール・エッツ

集まってきた子どもたちがきいて見ていた物語のように、見渡すとそばでカバやゾウ、クマ、ぼくたちが今こうしているのではと、目では見えないけれど、いたような気がしました。


そして、また もりへ
の世界から、バイオリニスト梅垣恭子さんの演奏がはじまりました。
『小さな空』/武満徹
そして
ヴァイオリン協奏曲『四季』より「春」第1楽章/ヴィヴァルディ
トロイメライ/シューマン
チャルダーシュ/モンティ
いのちの名前、ふたたび(千尋のワルツ)、いつも何度でも~『千と千尋の神隠し』より/
久石譲、木村弓


春の小川/作詞:高野辰之&作曲:岡野貞一
花の街/作詞:江間章子&作曲:團伊玖磨
ふるさと/作詞:高野辰之&作曲:岡野貞一
恭子さんの声と、会場におられた方々の歌声がひろがりました。


短いですが少しばかり、恭子さんの演奏とやまもり山里での様子をお届けしますね。


小さなチゴユリも、こんにちは。



本日ご出演してくださった皆様、サポートをしてくださった皆様、おいしいお弁当とお菓子を提供してくださった『そらまめ』さん、そして、足を運んでくださりました皆様、心よりありがとうございました。ブログを見てくださった方にも様子が伝わるとうれしいです。
また、この時期の演奏会開催のリクエストをいくつもいただきました。花見をしながらまた来年も行えたらと思っています。



音楽会を終え、静けさのなかでカエルたちの鳴き声が響いていた時間。コバノミツバツツジの花と花を飛び交うチョウがいました。

        

ギフチョウでした。舞う姿もとても美しいですね。
うまく撮影できなくて見えづらいですが赤いしるしをつけてみました。
暮らせる環境をこれからも大事にしていきたいです。




2025年4月26日土曜日

可愛い草・花・木 4月



4と
並んでいたスミレとシュンラン

表情に魅かれて撮影したスミレたちです。
種類を調べずのままです。








        

ショウジョウバカマたちは3月28日には咲き始めて
薄くなっていく花の色の変化もまた可愛らしく
今年は小さめのものが多い印象を受けました。

        
ヘビイチゴ
        
4月19日には開花しはじめていたチゴユリ
        
コメガヤ
山先生から教わって、毎年、気になって見てしまいます。
よぉく見てみると、毎年観察できていたコナラ、竹林エリアから拡がりをみせていました。

コバノミツバツツジのつぼみ


クロモジの花も4月14日には開花していました。

          21日アリマウマノスズクサの葉も大きく、

          大きくなってきましたよ。花も待ち遠しいです。