5月9日に、総合学習の授業で、担当の先生が子どもたちに「どんな里山にしたい?」と問い掛けました。
「動物、生きもの、植物がたくさんある」「輝いている里山」などの声があがり、
「そしたらどうすれば生きものや植物がたくさんある里山になると思う?」
「今自分たちに何ができるだろう」との問いかけに子どもたちから様々な意見が出て考え合ったそうです。
今自分たちにできることは、「すみか(水場や巣箱)をつくること、ごみ拾いをして生きものの環境を整えること」と意見がまとまり、「じゃあ水場はどうやって作る?」
「穴を掘る!」との声から、やまもり山里で実行することに!!5月22日のことです。
シライトソウさんも
ジャコウアゲハのあかちゃんたちも聞こえているかな。
お山じゅうにぎやかな子どもたちの声が聞こえてきました。
入口では、里山で注意してほしい生きものたちのかかわりかたと、こまめな水分をとることなど話をしてから足を進めました。
あちこちでタケノコが巨大な高さに伸びているのを発見して「おぉ」「でか!」と声をあげていた子どもたちです。
ここはどうかな
この場所はどうかな
生まれも育ちも西谷地域で、小さい頃は、やまもり山里で虫とりをしたり、ずりで遊んだり、山をかけまわっていたナカさんから、昔はこの場所も池と田んぼだったことなど、かつての里山のお話しを聞きました。その後、池づくりをする場を子どもたちが選びました。
5年生から「5年生班、6年生班で分かれてやろう!」との声が!
今年度から完全複式になって、いつも一緒に学びあっている子どもたちです。
おぉ、挑戦だなと、おとなは子どもたちを見守ることを大事にかかわりました。
5年生班。泥の中に何度も足をすくわれ身動きが取れなくなって、「ギャー」、「ウワー!」「もういやだー!!」服に泥がついて気にする子も。ありゃりゃ。
その隣で黙々と掘り続ける子たちもいれば、「泥団子に最高の土や!」と、泥団子をつくりはじめる子も^^クモなど生きものが出てくると、飛ぶように見ていました^^
おとなは、池づくりの完成はどうなるか、先行きが気になるところですが、いえいえ。
子どもたちがどろんこになって、全身で池づくりを通して学ぶこれからが楽しみでいます。泥沼にはまった長靴を抜く身体の動きも経験からわかってきますね。スコップで掘るコツも。早速、はまらないように木を探して乗ることを考えた子もいましたよ。

さてさて、6年生班は、こつこつと取り組んでいました。にぎやかな5年生を気にかけて「だいじょぶかな」と言うおねえさんも。優しいですね。
スコップの扱いに慣れている子が友だちに伝えていました。みんなどんどん掘るコツをつかんでいっていました。
「キャー!!」ミミズが出てきてびっくりしたようです。ミミズもびっくり。
セトウチサンショウウオの成体を発見して、みんなで観察しました。うれしい出会いがありましたね。予想できない生きものたちの出会いも楽しみです。泥団子をプレゼントしてくれました。ありがとう。
5年生のみんなが格闘した結果の写真
ドロドロの土を掘るのって大変だったね。
6年生のみんなががんばった池づくり挑戦1日目の写真
泥の中の足跡ががんばりを物語っています^^
みんなお疲れ様!!