2025年7月17日木曜日

暑中見舞い申し上げます

 今年もひどい暑さが続いておりますが、お元気ですか?

やまもり山里では、定例作業はかわらず行っていますが7月と8月は暑さ対策のため時間を9時~12時に変更しました。

7月13日日曜日の定例作業の日も熱中症に十分配慮して、こまめに水分、塩分をとりながら無理のない活動に努めました。

湿地は干上がっている場所があり、まだハッチョウトンボにも会えていません。

元気なのは、草たち?生き生きと育っています。草花の種も落ちましたので、遊歩道沿いの草刈もどんどん進めていきます。あぁ、向こうの旧田には、草の中にハンノキの青々とした葉が拡がり、抜いてもまだまだ残っているセイタカアワダチソウがすくすく生えてきているのが見えます😢

遊歩道から優先に草刈り、草刈りと。

整備班の皆さんは、あちこちまた生えてきている再生竹の処理をしてくださりました。
長年竹の伐採を継続し続けていますが、調べますと、竹たちはダメージを回復させようと地下茎をそのまま地表に伸ばして再生竹になるそうです。竹1本は再生竹約200本に相当!?という資料もみました(驚愕)
枯れた竹の片付けもおつかれさまです!

アリマウマノスズクサの上にばっさり倒れた木を発見!アリマウマノスズクサたちは大丈夫でしたね。

小川へ向かう道にも草に埋もれた倒木がありました。
処理しやすいように草刈をして

倒木処理を終えました。

草刈りをしていると、あちらこちらでナツツバキ(夏椿)の花が落ちていて、愛らしい姿にほっと癒されました。1日で落下してしまう前に見てみたいと思いながら首が折れそうなくらい見上げますけれど未だ叶わずです。

山せんせいに教わってから気づくようになりましたハエドクソウ(蠅毒草)の花。
かわいらしいです。名の由来は、全草を煮詰めてハエ取り紙を作ったそうな。
葉や根には毒性があるそうです。

下の湿地は先月までは、チゴザサ(稚児笹)で真っ赤になっていましたが、ヌマトラノオ(沼虎の尾)もひろがってきました。

その先にオトコゼリ(男芹)も開花し始めていました。

湿地内はクモたちのお食事パラダイス?


オミナエシ(女郎花)もつぼみをつけ始めていました。

6月に開花したササユリ(笹百合)も果実に。花の香りが懐かしいです。

カエルくんも暑さの中じっとしていました。

モリアオガエルさんは、近づく私を見てどんどん木の上に登って行ってしまいました。
(写真中央:モリアオガエルさんのシルエット)

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7月16日水曜日は、どしゃぶりの雨が9時過ぎにはあがり4名で作業を行いました。
木陰の道に立つと気持ちのいい風が通っていきました。

作業をしていると蒸し暑さがからだにこたえます。
日陰で除伐をしたり、

伐採したヒノキの葉を道に敷いたり、

ひたすら草刈りをしたりしました。

ヒナノシャクジョウも顔を出し始めていましたよ。

西谷小学校の5年生が作った池も13日には水が大分なくなってきていましたが、雨がしっかり降ったのでよかったです。
6年生がつくった池(あまれはる池)もしっかり水が溜まっていましたよ。
今日も、オオシオカラトンボがビュンビュン飛んでいました。


最後になりましたが、遊歩道の修繕のお知らせです。
昔、棚田だった場所が侵食し土壌も崩れ、谷になりかけてきていました。そのことで、そばの遊歩道も危険だったのですが、この度、(財)西谷自治振興の皆さんが7月8日に丸木橋をかけてくださりました。足元に気をつけてお通りくださいね。




2025年6月15日日曜日

ササユリにやはり心動かされる6月です

6月8日日曜日定例作業日のことです。

前日に開催した観察会では、ぜひとも見ていただきたかったササユリたちはまだ蕾のままでした(photoby段取八分さん)山の中では2輪開花しているものがありましたが、今年は、昨年より開花が遅いです。

まずは、遊歩道を塞ぐように倒れていた枯れ木を処理しました。

枯れた大木が立っていた斜面での作業です。
本日は昨年度もひょうご里山フェスタでお世話になりました治山課森づくり普及班のKさんも参加してくださりました。皆さんで安全第一で作業を行いました。

丸太の運搬も力ある皆様のおかげであっという間に片付きました。
私はそばで剪定ばさみで笹刈りをこつこつ。

枯れ木はだれかの住処に、道は安全に通りやすくなりました。

午後は竹林へ
青竹や再生竹の伐採にひたすら向き合いました。
竹林からはあちこちでバタンと音が響いていました。

竹林の整備へ入っていく道中で、皆さんとかわいい顔をしたモリアオガエルさんに出会えたこと、喜びを共有できたことがとてもうれしかったです。

枯れかけていた湿地に水が入るようにして、ヤナギの根っこの処理にも汗を流しました。

そばにキアゲハがとまっていました。

チョウたちの模様や色彩はずっと見ていても飽きないですね。
作業せい! 😅

竹林から降りてくるとグミの実(ナツグミ?)を見つけました。
甘酸っぱくておいしかったです。


(photoby段取八分さん)
作業が終わる頃には、蕾だったササユリが1つきれいな顔を見せてくれました。
今日も、汗を流してすっきり、うれしい出会いに元気をいただきました❁




2025年5月21日水曜日

ジャコウアゲハの産卵の日

5月8日、やまもり山里に行くとアリマウマノスズクサのまわりをジャコウアゲハが羽をパタパタとさせて、葉から葉へと舞っていました。



よく見るといくつもの葉の後ろにお尻を曲げて卵を産み付けていました。

1枚の葉に3つ産み付けているものもありました。

コナラと竹林の中で今年もギンリョウソウが出てきました。
昨年と同じ場所ですが、株が倍くらいになったと思います。

よぉく花弁を見てみると、白いレースの素材がとってもとっても素敵で、中の色合いもかわいいアクセサリーのようで、かわいいですね。別名はユウレイダケとも言われるそうです。

シライトソウたちはもう少しで開花しそうでした。

11日日曜日、定例作業の日。
前回の作業日にハンノキの伐根を頑張ったところが水溜めのようになっていて、5頭くらいのトンボたちがその上を元気に飛び交っていました。

森林整備班は、入口のヒノキを1本、ロープを使って安全に伐倒作業をしました。森林ボランティア講座(主催:兵庫県農林水産部 治山課森づくり普及班)を受講したメンバーの皆さんが、新しく入られたばかりのメンバーさんにレクチャーをしています。

整備班のリーダーと共に、頼もしい皆さまです。

その後、皮むきもされていたそうです。ヒノキのいい香りがしてくるようですね

パパたちだけでなく頼もしいママたちにもやまもり山里は支えられています。除伐をした後は、葉っぱのマルチを敷いてくれました。

湿地班は、外来種(セイタカアワダチソウ、キショウブ)の除去、ハンノキの処理に向き合いました。外来種の繁殖力には、出くわすたびに驚愕します。

笹刈り、草刈もこつこつと地域の園の子どもたちや小学生が歩くコースなど来られた方が安全に歩けるように進めていきました。

午後は、竹林で伸びたタケノコ退治と

竹を割り、櫛をいくつも作ってから

笹刈りと一緒に刈られないように、ササユリの保護のために囲いをして回りました。

「足の踏み場もないくらい!」というエリアも。
群落として踏まれないようにも守りたいと思います°˖✧

ヤマボウシも開花していましたよ。周辺の木々を伐倒して、明るくなりました♪

ツクバネウツギの中に、桃色混じりのものが。別の種?

トウゴクシソバタツナミの蕾も出てきていました。

photobyアサクラさん 伐倒しようとしていたヒノキのそばのヒノキにいたそうです°˖✧
 ゲホウグモ?
ガンピの葉にいた ヒゲナガハナノミ 
と。ヒゲ長すぎだ!